ヒョウモントカゲモドキ属


・Eublepharis macularius macularius

 学名 ラ:エウブレファリス・マクラリウス・マクラリウス
    英:ユーブレファリス・マキュラリウス・マキュラリウス

 和名 モトイヒョウモントカゲモドキ

 分布 インド、パキスタン

 全長 23~28cm

 説明 インド北西部、パキスタン南部
    (バローチスターン州西部、シンド州南部)
    原産の、ヒョウモントカゲモドキE. macularius
    基亜種「マキュラリウス」です。
    種小名は「斑点」という意味です。
    略して「マキュラリ」、又は「基亜種」と
    呼ばれることも多いです。


 ・インド パンジャブ州

    インド北西部パンジャブ州原産の個体が
    流通した過去があり、
    マキュラリウス=「パンジャブ」
    というイメージが付いている人が多く、
    実際にパンジャブ原資ではない個体に対しても
    「パンジャブ」と付けてしまっている人が
    多いようです。故に「パンジャブ」表記は
    厳密にパンジャブ原資か
どうかの判断には
    使えません。

    販売 なし


  ・パキスタン

    パキスタン原資の血統も維持されています。
    比較的最近流通した血統です。従来流通
    して
いた基亜種よりやや大きい傾向にありそうです。

    販売 2022 チェコCB ♂ ¥40,000
       2022 国内CB  ♀ ¥40,000


Eublepharis macularius afganicus

 学名 ラ:エウブレファリス・マクラリウス・アフガニクス
    
英:ユーブレファリス・マキュラリウス・アフガニクス

 和名 アフガンヒョウモントカゲモドキ

 分布 アフガニスタン、パキスタン

 全長 23~28cm

 説明 アフガニスタン南東部、

    パキスタン北西部原産の
    ヒョウモントカゲモドキE. macularius
    の亜種「アフガニクス」です。
    亜種小名は分布域アフガニスタンを表しています。
    他亜種と比べてやや小型になる傾向があります。
    模様も他亜種と比べて異様となっており、
    帯模様が他亜種は基本4本なのに対し
    本亜種は基本3本です。
    また、他亜種と比べて吻端が長いです。
    以上のように、区別は比較的容易な亜種と言えます。
    また、他亜種とはTSD(温度依存性決定)の

    温度帯が異なるようです。

    日本では「原種アフガン」というライン(血統)が
    流通しています。これは2000年代初頭に流通した
    野生採取個体群より維持されている血統です。
    当時は現地人が利益を確保する為に同産地で
    採取された個体であっても様々な亜種名にして
    販売していたようで、こちらはアフガニクス表記
    が原資のようですが、模様やTSD等の点で
    この血統がアフガニクスである可能性は低いと
    されております。故に、世界では
    「アフガン」=「アフガニクス」ですが、
    日本では「原種アフガン」と「アフガニクス」は
    区別して考える必要があるようです。

    販売 なし(繁殖中)


・Eublepharis macularius fasciolatus

 学名 ラ:エウブレファリス・マクラリウス・ファスキオラトゥス
    
英:ユーブレファリス・マキュラリウス・ファシオラートゥス

 和名 ホソオビヒョウモントカゲモドキ

 分布 パキスタン

 全長 23~28cm

 説明 パキスタン南東部シンド州の

    ハイデラバード周辺原産の
    ヒョウモントカゲモドキE. macularius
    亜種「ファシオラートゥス」です。
    亜種小名は「細い帯」という意味です。
    日本では「ファスキオラートゥス」や
    略称「ファスキオ」と呼ばれていますが
    アメリカ発音では「ファシオラートゥス」
    に近いのでそちらに合わせます。
    現在流通している有名なライン(血統)は
    BC Reptiles Lineが挙げられます。

    販売 なし(繁殖中)


・Eublepharis macularius montanus

 学名 ラ:エウブレファリス・マクラリウス・モンタヌス
      
英:ユーブレファリス・マキュラリウス・モンタヌス

 和名 サンガクヒョウモントカゲモドキ

 分布 パキスタン

 全長 23~28cm

 説明 パキスタン南東部シンド州の

    カラチ周辺原産の
    ヒョウモントカゲモドキE. macularius
    亜種「モンタヌス」です。
    亜種小名は「山岳の」という意味です。
    日本では「モンタヌス」や
    愛称「モンテン」と呼ばれています。
    現在流通している有名なライン(血統)は
    Gabor Kosa Lineが挙げられます。
    他亜種と比べてかなり体色が白い
    個体が多い印象です。

    販売 なし(繁殖中)


・Eublepharis macularius smithi

 学名 ラ:エウブレファリス・マクラリウス・スミチ
       
英:ユーブレファリス・マキュラリウス・スミシ

 和名 スミスヒョウモントカゲモドキ

 分布 インド

 全長 23~28cm?

 説明 インド北部デリー連邦
    直轄地周辺原産の
    ヒョウモントカゲモドキE. macularius
    亜種「スミシー」です。
    亜種小名はSmith氏への献名です。
    詳しい情報や流通は今のところ無い。

    販売 なし


Eublepharis sp. cf. macularius "Baghe Mausuli"

 学名 ラ:エウブレファリス cf マクラリウス
           
英:ユーブレファリス cf マキュラリウス

 和名 

 分布 ネパール

 全長 

 説明 ネパール南西部
    (バンケ郡及びスルケート郡)
    から発見された個体で、論文が存在しますが
    ペットとしての流通は未だ確認されていません。
    論文中ではE. maculariusとされており、
    亜種は同定されていません。
    従来のE. maculariusとは柄や体形がやや異なる為、
    別亜種または別種となる可能性も
    ありそうです。

    販売 なし


・Eublepharis angramainyu

 学名 ラ:エウブレファリス・アングラマイニュ
    
英:ユーブレファリス・アングラマイニュ

 和名 オバケトカゲモドキ

 英名 イラクアイリッドゲッコー

 分布 イラク、イラン、トルコ、シリア

 全長 25~30cm

 説明 イラク北東部、イラン南西部座黒須山脈南西部
    ~西部、トルコ南東部ティグリス川及び
    ユーフラテス川上流域、シリア東部に
    分布している種類です。
    ヒョウモントカゲモドキ属のおそらく最大種です。
    種小名はゾロアスター教の精霊
    アンラマンユに因みます。
    日本では2010年頃に初めて流通しました。
    様々な産地情報付きの血統が流通しております。
    以下に列挙します。

 

 イラン ケルマンシャー県カスル・エ・シリム市近郊

   イランの、イラクとの国境付近
    ケルマンシャー県カスル・エ・シリム市
    近郊
30km以内で発見された個体を
    原資とする血統です。
    近年では他の血統も流通しているようです。
    他の流通産地個体群より
    やや小さめの傾向があるようです。

    販売 ・2023 国内CB 売切

   

 イラン イーラム県デヘラン市近郊

    イランの、イラクとの国境付近
    イーラム県デヘラン市近郊
    で発見された個体を原資とする血統です。
    他の流通産地個体群より
    大きくなる傾向にあるようです。
    30cmに達する個体もいます。
    また、出産数も他流通産地血統より多いようです。
    かなり体色が薄く、
    模様がほぼ消失する個体もいます。

    販売 なし

 

 ・イラン ファールス県カズラン市近郊

    イラン南西部ファールス県カズラン市近郊
    で発見された個体を原資とする血統です。
    ロシア及びヨーロッパの一部ブリーダー
    によって維持されてきた血統です。

    販売 なし


 イラン フーゼスタン県マスジェド・ソレイマン市近郊

    イラン南西部フーゼスタン県
    マスジェド・ソレイマン市近郊
    で発見された個体を原資とする血統です。
    この場所は本種の模式産地であり、
    他の流通産地個体群と遺伝的に
    最も離れているようです。

    販売 なし


 ・イラン フーゼスタン県チョガ・ザンビル

    イラン南西部フーゼスタン県の
    古代エラム人の遺跡チョガ・ザンビル
    で発見された個体を原資とする血統です。
    流通産地の中では現在最も標高の低い産地です。
    体形が他流通産地個体群よりがっしりしています。
    本個体群とE. maculariusとの
    交雑実験が行われており、成功しています。
    野外交雑している可能性もあるようです。

    販売 なし


・Eublepharis fuscus

 学名 ラ:エウブレファリス・フスクス
    
英:ユーブレファリス・フスカス

 和名 ダイオウトカゲモドキ

 英名 ウェストインディアンレオパードゲッコー

 分布 インド(パキスタンも含む可能性有)

 長 20~28cm

 説明 インド西部西ガーツ山脈

   (カルナータカ州北部、マハラシュトラ州西部)
    及びグジャラート州に分布している種で、
    パキスタン南東部にも生息する可能性もあります。
    種小名は「黒っぽい」という意味です。
    他の種よりオスを誕生させにくい
    傾向にあるようです。
    全長は28cmに達することもあります。
    最大種と思われることもありますが、
    先述E. angramainyuの方が大きいようです。
    これは平均33cm、最大40cmという記録から
    出てきた情報ですが、誤りであった可能性が
    示唆されています。
    日本では2014年頃に初めて流通しました。 

    販売 ・2023 USACB ¥50,000

       ・2023 USACB ¥50,000


・Eublepharis hardwickii

 学名 ラ:エウブレファリス・ハルドゥウィッキー
          
英:ユーブレファリス・ハードウィッキー

 和名 ヒガシインドトカゲモドキ

 英名 イーストインディアンレオパードゲッコー

 分布 インド、バングラデシュ

 全長 19~23cm

 説明 インド東部に分布している種です。

   バングラデシュにも分布しているようです。
    流通している個体群はインド東部オリッサ州
    を原資とする血統のようです。
    右の写真の個体は
    オリッサ州血統WF1です。
    種小名はHardwicke氏への献名です。
    他の種よりやや低い温度、
    高い湿度が適しています。
    柄は他の種と大きく異なり、
    ニシアフリカトカゲモドキの様な色合いです。
    全長は最大でも23cm程で、
    属内ではかなり小型の種類です。
    日本では2014年頃に初めて流通しました。 

    販売 2022年 国内CB♂ 売切


・Eublepharis pictus

 学名 ラ:エウブレファリス・ピクトゥス
         
英:ユーブレファリス・ピクタス

 和名 ソメワケトカゲモドキ

 英名 ペインティッドレオパードゲッコー

 分布 インド

 体長 

 説明 インド東部に分布している種です。
    アンドーラ・プラデーシュ州及びオリッサ州に
    分布しています。先述E. hardwickiiと酷似しており、
    分布域はブラフマニ川北側がE. hardwickii
    南側がE. pictus
     前腔孔の数及び趾下薄板の数、
    体長が異なるとされています。

    販売 なし


・Eublepharis satpuraensis

 学名 ラ:エウブレファリス・サトゥプラエンシス
     
英:ユーブレファリス・サトゥプラエンシス

 和名 サトプラトカゲモドキ

 英名 サトプラレオパードゲッコー

 分布 インド中央部

 全長 22~27cm

 説明 インド中央部マディヤ・プラデーシュ州、

   マハラシュトラ州、チャッティースガル州に
    分布する種です。種小名は模式産地
    サトプラ丘陵に因みます。
    日本では2018年頃に初めて流通しました。

     販売 なし


・Eublepharis turcmenicus

 学名 ラ:エウブレファリス・トゥルクメニクス
    
英:ユーブレファリス・トゥルクメニクス

 和名 トルクメニスタントカゲモドキ

 英名 トルクメニスタンアイリッドゲッコー

 分布 ロシア、キルギス、トルクメニスタン、イラン

 体長 20~24cm

 説明 ロシア トルクメンコペトダク州、

    キルギス、トルクメニスタン南部コペト・ダグ山脈
    西部~中部、イラン北部(カスピ海南東部沿岸~
    ラザヴィーホラーサーン州)
    に分布している種類です。
    種小名は模式産地トルクメニスタンに因みます。
    属内ではE. maculariusにかなり近縁な種です。
    E. maculariusの亜種となる可能性もあるようです。
    E. maculariusとの飼育下交雑も確認されており、
    現在流通している個体はE. maculariusとの
    雑種である可能性が高いと言われております。
    属内では純血を手に入れることが
    現在かなり難しいと言われている種類です。
    現在流通している「トルクメニクス」の全てが
    E. maculariusとの交雑個体という意見もあります。
    日本では2011年頃に初めてこのインボイスの個体が
    流通しました。 
    現在流通している有名血統は以下の2血統です。

    Achim Jungfer Line

    ・Gekko Galaksen Line

     販売 なし


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